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私は、夜間摂食障害で、この合宿に参加しました(その他、持病でパニック障害もあります)。
毎年、だいたい、2~3月の間、夜、1時間置きに目が覚め、何かを食べないと再び寝ることが出来ず、たった数ヶ月で10kg増となりました。夜間の摂食は、カロリーの高い物・甘い物を欲します。(例えば、モンブラン1回に2個・ロールケーキ1回に1本・・・etc・・・)
1回目覚める度に、これだけの高カロリー食を口にしているのですから、太るのは当然といえば当然。ここに来る前に3日間の食べ物を全て書き出し提出したミールダイアリーがありますが、今、それを見るとなんてものを食べ続けていたのだろうとゾッとします。
皆さん大体1ヶ月位の合宿のようですが、私は家庭があり子供も居るという事情から、2週間お世話になりましたが、ホントに充実した2週間でした。
まず、理事長の面談・セミナーで、栄養の大切さ・食べ物の必要性を教えていただき、私は、スポーツをする子供も居る事から、スポーツ選手ならこの程度といった、食事の指導までしていただきました。
毎日のプログラムは、夜、よく寝られない私の体調を考えてくれ、苦に思うメニューは一つもありませんでした。何より、スタッフの皆さんが本当に一人一人の体を考え、また、支え応援し続けてくれたことが、この合宿をやり遂げることの出来た要因のひとつです。言葉で書き綴ったら書ききれないほど、細かい気配り・励まし、たくさんありました。最後のウォーキングで、桜の花を見ながら『幸せだなぁ』って、思わずつぶやいてしまった事、一生忘れないと思います。
最後に、夜間の摂食の過程を書いておきたいと思います。
初日、決められたメニューで夕食を終え、寝る前に食べ物のない不安を抱えながら、就寝しましたが、初日の緊張感からか夜中に目が覚めたものの、朝を迎えることができました。どうしてもお腹が空いてしまったら、ミルクを飲んでいいと出されたAF21というミルクも飲まずに済みました。
2日目以降は、まだ、夜中の不安から、野菜を枕元に置き、目が覚めるとそれを食べるといった形で続けていきました。でも、不思議な事に、だんだんその野菜さえ食べないでいられるようになり、合宿最後のほうでは、目は覚めるものの、またすぐ眠りにつく、という状態にまで改善しました。
合宿の間、必要な栄養が体に脳に行き渡り、過食をとめてくれたのです(これは、実際に経験しないとわからない)。
それから、何より、毎回出される食事がものすごく美味しいのです。きっと、合宿前の私でしたら、美味しいと感じることが出来なかったのでは・・・。こういった経過をたどり、合宿最終日を迎え、名残惜しい気持ちですが、家に帰り、家族にもこの幸せを分けてあげたいと思います。
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公開日:2010年4月22日
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