合宿が始まって想像してたよりも全然辛くて1週間も無理だと思った。
それでも1ヶ月のつもりで来たから微妙な期間で帰る事は絶対出来ないのに、1ヶ月もやりきれそうにない不安と1ヶ月やりきらなきゃというプレッシャーで余計辛かった。
最初の数日は人間全員が敵に思えてスタッフさんも、寮で共同生活をしている人も、すれ違う車のドライバーまで皆怖かった。こんなに辛いのは今だけだ、すぐ慣れてどんどん良くなる、と思うようにしても夜になると涙が出てきてしばらくは毎晩泣いてばかりだった。
でも1番良かったのはスタッフさんが誰も強い人じゃなかったことで、いつも笑顔な人ばかりで励まされると元気が出た。体は日に日に変わっていくしものすごく食べたくなることも全然無かったし、気づけば辛いことはトレーニングの疲れくらいになっていった。
それからは悩むことがどんどん減っていって帰ってからが心配だった。1ヶ月はまだ最初のたったの1ヶ月でこれから色々なことを頑張りたいと今は思う。何より私にも出来そうだという自信もあることがすごく嬉しい。
今では合宿する前の生活は考えられないし、私はまだ若いんだなと何度も感じた。大事な時間をどれだけ無駄にしてきたんだろうと思った。だから合宿に来て本当に良かった。
1週間だけなら良いよと言われたのに1ヶ月やりたいと言う私を合宿に参加させてくれた父と大丈夫だと信じてくれていた母に感謝しているし、前より成長した私を喜んでくれるんじゃないかと思う。
でもまだまだこれからが大事だから、過ごした1ヶ月が無駄にならないように健康的な生活を続けてもっと成長する。何より大嫌いだった自分と私を産んだ母の事を嫌いではなくなった事がとても嬉しい。
あと、栄養について沢山知ることが出来て凄くよかった。
