ダイエット情報誌【 デルメ通信 】 デルメ通信
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食物繊維不足が実情 目標は1日25~29g!

研究では、1日に25~29gの食物繊維を摂取すると効果的であることが示されました。また、全粒穀物から摂取する食物繊維を1日に15g増やすことで、2型糖尿病・冠状動脈性心疾患・大腸がんの発症リスクを2~19%低下できる可能性もあるといいます。
しかし、平成29年国民栄養・健康調査によると、実際の摂取量は、20歳以上で一日に平均15.0g(75歳以上で一日に平均16.4g)しか摂取できていません。
この機会に、食物繊維の積極的な摂取を心がけてみませんか?

昔は「食物繊維」に価値がなかった!?

今でこそ「食物繊維を摂りなさい」と言われますが、その昔は栄養的価値のない、取るに足らない存在だとされていました。1930年代にようやく研究が進められ、1972年に英国のデニス・バーキット博士らが「食物繊維は大腸がんの予防に大きな影響を与えている」と報告して以降、急速に関心が高まってきました。
そんな食物繊維に最近、ある研究結果によってさらなるパワーが明らかとなったのです。

水溶性と不溶性 2種類ある食物繊維

食物繊維は「ヒトの消化酵素で分解されない食物中の総体」と定義されており、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に大別されます。
水溶性食物繊維には果物や野菜に含まれるペクチン、コンブやワカメなどのぬるぬる成分・アルギン酸、こんにゃくのグルコマンナンなどがあり、水に溶けやすく、水に溶けるとゼリー状になります。小腸での栄養素の吸収を緩やかにし、食後血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール値を低下させたりする効果があります。
不溶性食物繊維には、植物の細胞壁を構成するセルロースやヘミセルロース・リグニン、カニやエビの殻に含まれるキチンなどがあり、水に溶けにくい性質を持っています。水分を吸収して便の容積を増やすことで大腸が刺激され、排便がスムーズになります。
どちらの食物繊維も体内には吸収されませんが、大腸内の細菌によって発酵・分解されてビフィズス菌など善玉腸内細菌の餌になるため、善玉菌が増え、腸内環境が改善されると言われています。

脳卒中や心疾患による死亡のリスクが2~3割減少

このように「食物繊維は健康にいい」ということはすでに知られるようになりましたが、これまで考えられていた以上に多くのメリットがあることが新たな研究で明らかになり、医学誌「ランセット」にて詳細が発表されました。
これは、世界保健機関(WHO)の委託を受けてニュージーランドのオタゴ大学が行った研究で、過去約40年間に世界中で行われた185件の前向き研究と58件の臨床試験を対象に、系統的にレビューしメタ解析した結果、食事で食物繊維を十分に摂取することで、平均して、脳卒中のリスクは22%、2型糖尿病と大腸がんのリスクは各16%、冠状動脈性心疾患による死亡のリスクは30%減少することが明らかになったのです。
つまり、食物繊維の多い野菜や全粒穀物などを多く食べることで、まったく食べない人に比べて2型糖尿病や心臓病、脳卒中、がんなどの慢性疾患の発症リスクを下げられる、ということです。

食物繊維は脳にも良い!?

米・イリノイ大学の研究チームが2018年9月に発表した研究では、マウスを使った実験を通じて、食物繊維を多く摂取することで高齢マウスの脳の老化を遅らせられることが報告されています。哺乳類の脳は加齢によって中枢神経系の細胞の5~20%を占めているミクログリアが炎症を起こしやすくなり、これが認知機能の低下に繋がりアルツハイマー病の発症要因になるとも考えられています。このミクログリアの炎症を抑制する物質にブチラート(酪酸塩)をはじめとする短鎖脂肪酸があり、実はこのブチラートと短鎖脂肪酸は、胃の中で食物繊維を消化したときの副産物として生成されます。つまり食物繊維が豊富な食事を摂ると、脳細胞の炎症を抑制する物質が多く生産されると考えられるのです。

家族ぐるみで食生活を改善。家族みんなが減量に成功!

R・Sくん(中学2年生)

学校教諭をしている母親が、コーケン・メディケアスポーツの「食トレ」により職場の学校の野球部の生徒たちの身体がみるみる変わっていくのを見て、「うちの子にも指導してもらいたい!」と思われたのが、合宿参加のきっかけでした。

太った原因と食事の大切さを痛感

産まれてから痩せたことのないR・Sくん(中学2年生)は小学6年生の冬から4か月間週末のみの通いで合宿に参加しました。祖父母は、孫の笑顔が見たくて好きな物を好きなだけ与え、フルタイムで働く母親は料理を作る気力がなく夕食は単品で済ませがちでした。運動は、土日に少年野球チームでプレイしているからいいだろうと考えていたそうです。「野球をするエネルギーの何倍も食べていたんですよね。南先生や管理栄養士の今井先生のお話を聞いて、全て私に原因があると分かりました」。

体重が減るのが嬉しくやる気もアップ!

「別に太っていても何も困らないし、みっともないと思わない」と考えていたR君でしたが、ある女子生徒に「痩せたらかっこいいと思うよ」と言われたことで合宿参加を決意。「食べたいものが食べられないのがキツかったけど、お菓子代わりにヨーグルトや干しいも、おしゃぶり昆布などを食べて耐えました」。しかし、体重が減ってくると嬉しくなって前向きになり、スタッフや他の合宿参加者に声をかけてもらえたことも励みになったよう。道中に立ち並ぶ何軒もの飲食店に脇目もふらず、通うことができました。

 食事・運動・睡眠に留意 4ヵ月で10㎏超減量

外食は一切せず、母親の手作りのご飯を適量食べ、自宅にマシンを置いて、食後30分間の自転車こぎかウォーキングを毎日こなしました。夜、早く寝ることも心がけたそう。4ヵ月で79・9㎏から68・4㎏への減量に成功、洋服や制服がブカブカになり何度か買い替えました。「誰だかわからなかった」「どうしたらそんなに痩せられるの?」と周りもビックリ。中学入学に向けて、自分をリセットする良い機会になりました。

セラピストが語る トレーニングの現場

朝10時からのコンディショニングチェックを経て、トレーナーの指導のもと約2時間トレーニング。
昼食は管理栄養士が献立をたてた400kcalの合宿弁当やコンビニ実習を通して食事指導。午後も2時間ほど身体を動かし、次週の目標を確認して終了になります。片道2時間という長い道のりをどうしたら小学生が飽きずに通い続けられるか、トレーナーと相談しボクササイズなど変化をつけて「トレーニングが楽しい」と思えるよう工夫しました。送り迎えに祖母が来られた時には母親同様、熱心に食事の質問をされていました。ご家族一丸となって取り組み食事が変わったことで、ご家族ともに減量に成功されました。食事の大切さを感じていただけたと思います。

DERME(デルメ)とは、食事・運動・生活習慣を身につける事です。生活習慣が乱れている・栄養バランスが悪い・体を動かすのが苦手・小児肥満、というお子様を対象に、管理栄養士が管理した食事を3食きちんと摂り、昔遊びやクリーチャートレーニングなど楽しみながら基本的な身体機能の向上を目指します。合宿中は宿題など勉強をする時間も設定。生活習慣の改善と健康的な身体作りを目指す合宿プログラムです。

【食事レッスン】

管理栄養士監修によるバランスの取れた食事を提供すると同時に、「食育」も目指します。よく噛んで食べ、スマホを見ながら・テレビを見ながらなどの「ながら食い」や好き嫌いを改善します。栄養分析の結果と共に帰宅後の食事についても親子指導を行います。

【運動レッスン】

昔は木登りや鬼ごっこなどの遊びの中で身についていた「自然体で動ける身体」も、身体を動かす機会が減った今の子どもたちにはトレーニングで習得する必要があります。当合宿では、ワニやフラミンゴといった生き物の動作を取り入れた「クリーチャートレーニング(アニマルトレーニング)」などで筋肉を連動させて動かし、身体能力を開発します。

【生活習慣レッスン】

財布や携帯電話・ゲーム機器を預かり、ゲーム依存や夜更かし・寝坊などの乱れた習慣を正して、早寝早起きの規則正しい生活へと導きます。

甲子園で活躍を期待される投手32名がメディケアセンターに集結!!

コーケン・メディケアでは、体力づくりが重要な課題となるオフシーズンを利用して、NACS食トレプログラム導入校の主力投手を対象としたトレーニング合宿を実施しています。今回も12月22日からの7日間、全国より来シーズン活躍を期待される主力投手32名がメディケアセンターに集まりました。

体の使い方がわかり他校の選手の行動も刺激になった

今まで意識していなかった体の使い方を知ることができた。「右腕が後ろへ行き過ぎだ」と言われても、どう直したら良いのかが分からなかったが解決した。体重の乗せ方も「くの字にする」というのが分かりやすく、体重が乗っていくのがわかるようになった。
食事の面では、今回集まった皆は速かったので、いつもより速く食べることができ、最後の夕食では30分を切ることができた。

ご飯量への意識が変わり、具体的な数字目標も明確になった

他の選手達の「ご飯量」への意識の高さに驚かされた。家ではあまり量っていなくて、見てなんとなくではなく、数字でしっかり確認していくことが大切だと感じた。このことは何事にも通じるのではないか、具体的な数値を定めることにより、野球も上手くなっていくのでないかと感じた。

ケガ人の責任についてチームで考えるきっかけになった

「ケガ人の責任」についても考えた。チームでは比較的「ケガ人は(練習は)やれることだけやって…」という意識が強く、見学をしたり、補助をしているという感じだが、トレーナーに「ケガ人には、普通の人と同じメニューをやらないだけの責任がある」と言われ、自覚した。戻ったらしっかり伝え、チーム一丸となって戦えるようにしていきたいと思う。

筋力がつき心と脳も鍛えられた

クリーチャートレーニングは、今までやったことのないトレーニングで正直辛かったが、筋力をつけるだけでなく、心と脳も同時に鍛えていけるように今後も頑張っていきます。

「能力」×「熱意」×「考え方」5段階評価の5を目指す

野球の技術以前に、感謝の気持ちや、たくさんの愛情を受けて今があるということ、これからはそういうことも理解しながらやっていきます。
「人に負けても己に負けるな」「念ずれば叶う」。第101回大会の甲子園に出られるよう、日々、自分と競い合って頑張っていきます。自分は「能力」×「熱意」×「考え方」で、すべて5段階評価の5を目指してやっていきます。

普段できない体験の中で当たり前のことを当たり前にやるを再認識

「あいさつ」や返事、反応の大切さを学ぶことができました。あいさつや返事一つで印象が変わってくる。話を聞く時の目つきや顔つきでも相手に伝わる印象が違ったりするので、当たり前のレベルを上げていきます。この合宿では自分たちが普段部活動をやっている中だけでは出来ない体験をさせてもらえたと思います。

一昨年には創部史上初めて県大会でベスト8
茨城県 総和工業高等学校

「食トレ」とは、その名の通り「食べるトレーニング」のこと。

コーケン・メディケアでは「NACSスポーツ栄養管理システム」の「食トレ」を通じて、選手の身体づくりに必要な栄養素は何なのか、それを補えるきちんとした食事とはどんなものなのか、徹底的にアドバイスします。

ケガのない体力作りで自信もアップ!

1970年の開校以来、近隣がサッカーの町でなかなか野球が根付かず、7年前の赴任時も部員は9名という弱小校でした。一年生の入部で12名に増えたものの夏の大会後に8名、秋季大会後には5名となり苦しい状態でした。翌年に十数名の新入生が入りようやく野球ができるようになったのを機に、前任校でも取り入れていた食トレを導入することにしたのです。

高校野球ができる期間は2年4か月しかありません。練習はもちろん、体を作ることも大切です。中でも重要なのが日々の食事だと思います。以前はご飯を炊き卵ご飯として補食させたこともありましたが、帰宅後の食事が入らず逆効果でした。しかし食トレとして練習後に強化食を始めてからはそういうこともなくなって体重が増加し、ケガをして練習ができない選手もほとんどいなくなりました。その結果、選手たちが自信を持つようになり、26年ぶりの県大会出場を始め、一昨年の春季県大会では創部以来初のベスト8に進出。少しずつ結果も出てきて、高校卒業後野球を続ける選手が一人もいなかったのが、現在では10名以上が各大学等で頑張っています。今年度発足したルートインBC・茨城アストロプラネッツにも1名が入団し、NPB入りを目標に努力しています。これもひとえに食トレの成果だと思っています。                         これからはたくさんの方々に少しでも結果で恩返しができるよう、選手たちと一緒に努力・精進し、茨城の頂点を目指したいです。

食トレで体が大きくなり、プレーに力強さも!

食トレを始めて大きく変わったことがあります。
一つ目は体が大きくなったことです。私は入学するまで体が小さく、プレーに力強さがありませんでした。しかし、この野球部で食トレを始めてから体が大きくなり、力強いプレーができるようになりました。またチーム全体でもプレーに力強さが増し、大会に自信を持って臨めるようになりました。

2つ目は夏の試合でバテなくなったことです。食トレで体力を持続することができ、試合後半でも集中してプレーし、勝負できるようになりました。
これらの2つの変化は食トレのおかげだと思います。
大会で勝てないのは、みんなの意識の問題です。全員が同じ意識を持ってやらないと意味がなく、勝つこともできないと思っています。食トレを全員でやる意味を考え、同じ意識を持ち、目標である「この地から甲子園」へ行くための食トレをしていきたいです。

食トレを始めて5年目となり、選手の頑張りはもちろん保護者と先生方と三位一体となって取り組む態勢が確立されていることで、着実に力をつけてきています。「甲子園出場」という目標に向けて彼らに寄り添い力になりたいと思います。


掲載内容に関しては制作時の情報となります。

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