文部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によると、昭和60年ごろを境に、全年代において子どもの走る力・投げる力・握力などが低下し続けています。
それにより体調面や精神面にも悪影響を及ぼすことが懸念されます。この現状を打開する糸口が、朝食にあるのです。
健康面・精神面にも体力低下が影響
子どもの体力・運動能力の低下は、近年の社会環境や生活様式の変化などによる運動の機会の減少や生活習慣の乱れに起因していると考えられます。学校の朝礼中に倒れたり、きちんと座っていられず机に突っ伏したり、気力ややる気が低下したり、疲労感が常にある子どもも増えています。小児肥満やうつ、引きこもりの子どもの増加も問題視されています。
このように、体力の低下は運動面にとどまらず、健康面や精神面にも悪影響を及ぼします。子どもの弱体化は社会を支える力が減少することでもあり、少子高齢社会がますます進む日本の未来において大きな問題でもあるのです。
健康三原則の要は朝食にあり!
「健康三原則」として推奨されているのが、「調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養・睡眠」です。実は、朝食がこれらすべてにかかわってくる重要なファクターなのです。
朝食には睡眠中に低下した体温を上昇させて、からだや脳を目覚めさせる効果があります。エネルギー代謝が上がり、仕事や勉強、スポーツの効率もアップします。
また、体内時計のリセットにも朝食が関係しており、朝食をきちんととることで一日のはじまりを体に知らせることができるのです。
体温を上げたり、体内のリズムを整えるために特に摂りたいのが、炭水化物とたんぱく質です。
ご飯やパンなどの炭水化物には脳のエネルギー源になるブドウ糖が多く含まれています。炭水化物は集中力アップのためにも大切なエネルギー源の一つです。
また、チーズや卵、肉や魚、豆腐などに豊富に含まれているたんぱく質は筋肉や臓器を作る栄養素の一つですが、朝食ではほとんど摂取できていないのが実情です。たんぱく質は1日三食まんべんなく摂取する方が体作りに役立つことがわかっています。
さらに、たんぱく質を構成するアミノ酸「トリプトファン」は、脳内で「セロトニン」に変わり、夜になると睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」に変化して、眠りへと導いてくれます。この「トリプトファン」は食事でしか摂取できず、眠気を促すメラトニンが生成されるのは約14~16時間後。つまり、快眠の準備は朝食から始まるのです。
小学生の朝食…①⑥
健康的なダイエット中の合宿生の朝食…②④⑤⑧⑨⑩
甲子園を目指す食トレ中の高校球児の朝食…③⑦⑪⑫
「ただ食べるだけ」でなく「何を食べるか」が重要
このように、朝食をしっかりとることは、運動や勉強など一日の活動のエネルギーとなり、夜の睡眠の準備にもなる、「健康三原則」の一端を担っているといえます。「時間がない」「少しでも長く寝ていたい」「食欲がない」などで朝食を抜くことは、心身の健康維持や成長に悪影響を与えてしまいます。
社会環境や生活様式がどんどん変化する中で、「朝食をしっかりとる」「栄養バランスのとれた食事をとる」ことは、自分たちの心がけ次第で改善できること。健康な体と心を作るためにも、朝食の重要性を再認識し、食生活を見直してみましょう。
不登校児童生徒数が過去最多
体だけでなく、心の健康にも「食生活」が重要
文部科学省による令和4年度の調査結果で、小中学校の不登校児童生徒数は29万 9048人と過去最多になりました。
不登校の要因の一つ「無気力、不安」には、コロナ禍で間食や朝食の欠食が増えるなど食生活が変化したことによる栄養不足も影響しているようです。また、自粛生活でスマホ時間が増えて昼夜が逆転したことも、自律神経を乱し心身不調を招く要因だと考えられます。
心身の健康には、正しい食生活と規則正しい生活が重要なのです。
K・Iさん(14歳)
小学4年生から不調で朝起きられなくなり、中学1年生の夏頃には学校に行きたいのに行けない状態に。「起立性調節障害」と診断されるも対処法が見つからず、DERME合宿を頼られました。
体調変化を痛感し意識改革も
2日目から空腹感や淋しさ、疲れがありましたが、後半は楽しさや意気込みも生まれ、7日間を達成感いっぱいで終えました。毎日3食、栄養バランスの良い食事を摂った結果、朝起きられるようになり、体調も回復。トレーニングによる疲れでぐっすり眠れるようにもなりました。「これからもバランスの良い食事を続け、起きたら朝日を浴びて体を動かそうと思います」
一生、健康の支えに(セラピスト談)
14歳でも食事、運動、休息の大切さをしっかり理解して実行していました。ここで学んだことは一生Kさんの健康の支えになると思いますので、ぜひ継続してもらいたいです。
子供の朝食欠食状況
2019年度の調査では、小学生4.6%、中学生で6.9%
朝食を抜くと脳のエネルギーが不足したり、うまく体温が上がらず元気に活動できなくなることがあります。その結果、登校することが辛くなり学校を休みがちになるなど、不登校の大きな原因となります。また、朝食抜きの習慣が続くと、集中力の低下や運動能力や学力にも影響を及ぼす恐れもあります。
朝食を食べれば体温が上がり、しっかりと活動できるようになりますので、朝食をしっかり食べて1日のリズムを整えましょう。
子供の成長は、10歳〜17歳がピーク
食を抜いたり、菓子パンやシリアルで済ませたりすると成長期に必要な栄養素が不足しやすくなります。
子供の成長は10〜17歳までの8年間がピークであり、この期間に筋肉や骨、臓器などの主要な部分のほか、人格の形成もこの時期につくられます。そのため、成長期の朝食抜きは、その後の人生に大きな影響を及ぼす事になりかねません。
楽しく、正しく、からだを動かそう!
キッズトレーニング
近年、子どもたちが身体を動かす機会が減ってきています。そこで、個々の体力に合わせた準備体操・ストレッチの基礎から動きやすい体をつくるコーディネーショントレーニング、さらには食事指導を通して普段の食事を改善することができ、成長期に必要な栄養バランスを知ることで身体能力を養います。
●対 象/小学4年生〜小学6年生
●入会金/3,300円(栄養分析代込み)
●使用料/1回:1,100円
11回チケット:8,800円
太陽をたくさん浴びよう!
青空ウォーク
テレワークの普及や不登校、室内遊びの浸透などで、大人も子どもも外で体を動かす機会が減っています。運動習慣のきっかけとして、ご家族で「青空ウォーク」に参加しませんか。トレーナーの指導のもと、自分のペースで楽しく歩くことができます。太陽を浴びて自然に触れることで「幸せホルモン」の分泌量もアップ! 体も心も健康になりましょう。
●実施日/金曜日・日曜日(隔週)
●時 間/10:30~11:40
(10:20現地集合)※メディケアセンターの場合は10時集合
●場 所/別所沼公園
(さいたま市南区別所4-12-10)
●天 候/降水確率70%以上の場合中止
(前日17時までにご連絡します)
●完全予約制/株式会社コーケン・メディケアセンター
048-836-2282(10時〜18時、日休)
休息の質をあげよう!
DERME YOGA
DERMEの〝R〟は「休息」を意味し、健康に欠かせない要素です。「DERME YOGA」は腹式呼吸で副交感神経を働かせ、ゆったりリラックス。「深く呼吸できるようになり、ぐっすり眠れるようになりました」「体が硬くても気持ちよく伸ばせました」と大好評。ヨガ初心者の方も安心してご参加ください。
●初回体験無料
●開催日はインスタグラムで配信中!
koken_medicare
12連勝の陰に食トレあり!
DERME食トレプログラム
1989年の統計開始以降、平均気温が最も高かったという2023年の夏。そんな過酷な状況で、見事107年ぶりの優勝を果たした慶應義塾高等学校野球部の選手たちが取り組んできたのが、バテない・ケガをしない・戦える身体づくりをサポートするコーケン・メディケアの「DERME食トレプログラム」です。本人だけでなくその家族の意識も変えることで、大きな成果につながったのです。
酷暑でも不調者ゼロ 目標に向け着々と
今年の夏、本校野球部は107年ぶりの全国優勝を果たすことができました。さまざまな取り組みがこの結果に繋がったわけですが、コーケンさんの指導による食トレも欠かせない柱のひとつです。
100人以上の部員のほとんどが自宅通いで通学時間が比較的長いため、食事内容の把握が難しいこと、適切なタイミングでの食事を摂りにくいことが、身体づくりへの大きな障害になっていました。栄養分析や講習会を経て、自分にとって必要だと思う多くの部員が強化食提供や、定期的な測定による管理栄養士からの指導を受けてきました。一人ひとりに具体的な目標値が定められているため、食トレに取り組むモチベーションが高かったように感じます。
それによって、以前から力を入れていたウエイトトレーニングの効果が上がり、今夏の甲子園で体格面ではトップクラスになっていました。記録的な暑さが続いた今年の夏でしたが、熱中症や体調不良によるコンディション不良なく戦い抜くことができました。神奈川県大会7勝、甲子園5勝の計12連勝の陰に食トレあり、です。
食事も、野球の練習も、勉強も、目標への近道はなく毎日の積み重ねしかありません。今後もコーケンさんと連携しながら、一人ひとりの目標実現、チームとしての目標実現に向けて日々の積み重ねを大切にしていきます。
良い食事から生まれた良いプレーで優勝へ
僕は2年生の11月から食トレをスタートしましたが、そこからは怪我もなく、野球に集中することができました。母も食トレの指導のもと、その都度必要なカロリーや栄養素を考えた食事を用意してくれました。自分自身もどういうものを摂取すべきかがわかり、甲子園期間中のバイキングも迷いなく選ぶことができました。
人間は食べたものでしか作られません。良いプレーは良い食事のもとで生まれるのだと思います。コーケンの強化食は夢を達成させるための栄養です。僕は大学でも引き続きコーケンを続けていきます。107年ぶりの甲子園優勝、食トレが支えてくれた夏でした!
強化食のおかげで理想の献立もスムーズに
安達 明可さん(英輝選手のお母様)
毎日の献立で一番の課題だったビタミン・ミネラル不足も、コーケンの食トレ強化食のおかげで一挙に解決。有難い助っ人でした。
息子も食トレで食事を「楽しむ」以外にアスリートとして「摂取する」ことを学び、管理栄養士さんのアドバイスのもと、今の自分に必要な栄養素や分量を考えて選べるようになったことが一番の功績だと思います。長くスポーツを続けるために、健康であるために、いかに食事が重要かに気づけたことに感謝しています。
スポーツ団体用宿泊施設新設!
2024年 1月 受付開始
学生の部活や各種スポーツチームなどでご利用できます
※団体の場合(選手)は2段ベット利用の大部屋となります。
利 用 者 特 典
●関連施設メディケアトレーニングジムが1名200円(税込)で利用可能です
※雨天時の練習試合中止時等にご利用できます。(要予約)
●団体宿泊者用ランドリー施設が無料利用できます
業務用洗濯機&乾燥機各2台完備(洗剤は各自ご用意ください)
●怪我人対応としてコーケン接骨院にて治療が受けられます(治療費実費)
※団体は6名からの受付となります。(定員24名)
※バス、車の駐車についてはご相談ください。
※引率者は下記よりホテルをご利用下さい。
※ネットでは団体予約は受け付けておりません。ご予約はお電話にてお願いします。
ご相談はメールからお問合せいただけます。
mori@koken-medicare.com
宿泊料金(1名様 1泊2食付:税込み)
掲載内容に関しては制作時の情報となります。